特殊なニーズに応えるバルブ
ソレノイド式スライダーバルブ
スライダーと呼ばれる仕切板が内部で上下動し、流路を遮断して閉じる構造の、一種の摺合せ弁です。
ダイアフラムバルブが開閉する際に生ずるポンピングボリュームや、液溜りとなるデッドボリュームがほぼゼロで、
分析や分注の精度低下に繋がるマイナス要素を排除しました。耐圧力も大幅に向上しております。
特長
- ポンピングボリュームの原因となるバルブ内の容積変化が、構造上ありません。
- 流路がほぼ直線になっており、内部容積も極少で、ダイアフラムバルブと比較し、液体の置換性に大変優れています。
- ソレノイドの ON/OFF 駆動ですので、モーター駆動のロータリータイプ摺合せ弁と比較し、制御が簡便で、専用のドライバーなども不要です。大きさもコンパクトです。
内部構造イメージ
ポンピングボリューム比較
(3方弁切替時のN.C.側の流体の動き)
※計測方法: 内部に水を封入した状態で、COMとN.O.ポートに栓をし、電磁弁の開閉をした時のN.C.ポートの流体の動きを微小流量計で計測。
データ提供:東京大学生産技術研究所 藤井(輝)研究室 殿
高温高圧用耐食バルブ
特長
- 175℃、1500kPaまでの強腐食性流体に使用可能
- 硫酸を加熱使用するCOD測定装置などの用途に最適。温度変化に伴う樹脂ボディの寸法変化を吸収する独自の機構を採用し、高温でも漏れがありません。
- 従来は切削加工で製作していたPFAボディを成型化し、コストダウンしました。高温高圧弁ベストセラー製品であるMTVシリーズの成型版に加え、ソレノイド部分でさらにコストダウンしたWTBシリーズがございます
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