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脱気モジュールの構造
脱気モジュールの構造
脱気モジュールとは
液体に溶解している気体(ガス)を取り除く(除去・分離)ことができるものです。
液体に気体が混ざっていると流量計の誤作動や誤差、配管や機器の材質が腐食したり、インクの吐出不良など、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
そのため、脱気モジュールを活用し、液体から気体を分離させる必要が出てきます。
具体的には水処理、半導体製造、インクジェット、生化学分析、などの分野で活躍しています。
2種類のモジュール構造
脱気モジュールは内部灌流と外部灌流、2種類の内部構造に大別できます。
内部灌流
【構造】
液体の通り道:中空糸の内側
気体の通り道:中空糸の外側
【特徴】
中空糸内部に液体を流す一般的な方法です。
仮に中空糸内部で粒子等が詰まっても、液体を逆流させることで洗浄が行えます
内部灌流の仕組みを動画でわかりやすく解説しています。
外部灌流
【構造】
液体の通り道:中空糸の外側
気体の通り道:中空糸の内側
【特徴】
中空糸膜の外側を無秩序に液体が流れる状態(乱流)になるため、溶存気体と脱気膜との接触頻度を増大させることができます。
そのため、「内部潅流モジュール」に比べ脱気性能は高くなります。また、圧力損失が低いため、モジュールの大型化も実現しています。
外部灌流の仕組みを動画でわかりやすく解説しています。
脱気・給気モジュール製品一覧
電装産業ではお客様のニーズにあわせて様々な脱気・給気モジュールを取り扱っています。
ぜひ以下の画像をクリックし、製品を探してみて下さい。